ビッグデータ

2冊目
ビッグデータの罠』
題名はビッグデータとなっているがビッグデータについて直接言及しているのは主に最後の部分だけ。基本的には情報社会において個人の情報・データがどのように扱われているのか、その問題点とはなんなのかをクラウドなどのWebの技術的な側面にも触れながら丁寧に述べている。
企業等に情報を提供することの危険性はわかっていたつもりではあるけど、最近少し考えがあまくなってるかなという感じはした。将来自分がデータを使う側になったときに、もう一度読みたい。

企業や政府にとっての宝の山、個々人のプライベートな情報をどう守り、どう活用するかを決める重要な決定がなされようとしている。守らなければ人権が蹂躙されるかもしれない、使わなければ世界に置いて行かれるかもしれない二律背反の中で、それでも私たちは答えを出さなければならない。

車の自動運転にしてもドローンにしても今後こういう状況で次々と社会として判断を下していかないといけないよね。

引用を使ってみたところで、後98冊!

ビッグデータの罠 (新潮選書)

ビッグデータの罠 (新潮選書)