フロー体験

11冊目
『フロー体験入門 楽しみと創造の心理学』ミハイ・チクセントミハイ著 大森弘訳

最近ポジティブ心理学に興味があり、ポジティブ心理学の一端を担うフロー体験について書かれている本書選んだ。

ポジティブ心理学とは簡単に言うと「普通の人が幸せになるためにはどうしたらよいか?」について考える学問であり、詳細は下部にTEDのリンクを載せるので参照していただきたい。

本書の主題であるフロー体験とは

これらの条件が存在する時、つまり目標が明確で、迅速なフィードバックがあり、そしてスキルとチャレンジのバランスが取れたぎりぎりのところで活動している時、われわれの意識は変わり始める。そこでは、集中が焦点を結び、散漫さは消滅し、時の経過と時がの感覚を失う。その代わり、われわれは行動をコントロールできているという感覚を得、世界に全面的に一体化していると感じる。われわれは、この体験の特別な状態を「フロー」と呼ぶことにした。なぜなら、多くの人々がこの状態を、よどみなく自然に流れる水に例えて描写するからである。

ということである。本書ではそのフロー体験についてその概要からフロー体験が起こる条件、フロー体験を生活に取り入れる方法、そして人の生き方について考察している。
なお、フロー体験が起きる条件としては上でも述べられているように

目標が明確で、フィードバックが適切で、チャレンジとスキルのバランスがとれている時

ということが挙げられている。つまり日常でチャレンジとスキルのバランスを考えてものごとに取り組むことによってフロー体験を日常に取り入れることができ、より充足感を感じられるということである。

興味を持っている分野ということもあって、非常に読んでいて楽しい本だった。時間があれば何冊か関連本を読んで概要をまとめたい。

残り89冊!

フロー体験入門―楽しみと創造の心理学

フロー体験入門―楽しみと創造の心理学

ポジティブ心理学についてのTED↓


マーティン・セリグマン 「ポジティブ心理学」 - YouTube