夢を売る男

21冊目
『夢を売る男』 百田尚樹

久しぶりに小説を読んだ。わりとすぐ読める本で発想が面白く楽しめた。
本の中では出版業界の不況の様子がありありと書かれていて、やはり小説は売れないんだなと、昔から小説を読むのが好きな身としては少し哀しくなった。

途中出版業界や売れない作家をこき下ろす場面や著者自身を叩く?場面も入っている。様々な場所で問題視されるような発言や行動がある著者ではあるが、「永遠の0」、「海賊と呼ばれた男」、そして「夢を売る男」と自分が読んだものだけでもこれだけ毛色が違う作品を作れることは素直に尊敬する。もちろん作品と作品以外での行動の是非は分けて考えるが。

残り79冊!

夢を売る男 (幻冬舎文庫)

夢を売る男 (幻冬舎文庫)