ベイズ統計学の歴史

5冊目
『異端の統計学ベイズシャロン・バーチュ・マグレイン

5冊目はベイズ統計学の歴史を綴った本。単行本の大きさで480ページあるので読むのに少し時間はかかった。
内容は非常に面白く、ベイズ統計学がどのように誕生し、社会にどう扱われてきたのかが歴史的な背景とともに描かれていて、まるで長編小説を読んでいるかのような気分になる。

今回は自分がベイズ統計を学んでいる最中に読んだため一層刺激的だったと思う。ベイズ統計ででてくる定理がどのような背景から生まれたのかを知ることで、理解も深まり、勉強に対する意欲も向上した。この、ある科目の勉強+その科目の歴史的背景の勉強、は相乗効果でどちらもより楽しくなるので、これからも使っていきたい。

印象に残ったのは冒頭にでてくる

「統計におけるコカインのようなものだ。魅惑的で常習性があり極度に破壊的だ」

というフレーズ。誰の言葉かは書いておらず調べてもでてこなかったので気になるが、ベイズ統計がどれだけ実用的で社会に影響を与えているを端的に表していて凄く気に入った表現。

なんとか3月中に8冊読み終えられるかな。。。というところ。 残り95冊!

異端の統計学 ベイズ

異端の統計学 ベイズ